SM論なんて言うほどの事は言えませんが、M 側の視点を少し書いてみようかと思います。
100通りの主の方がいらっしゃるようにいろんなM女さんがいらっしゃると思います。
プレイのみの主従を望む方から私生活も全て管理されたい方まで。
稀に特定の主との主従を望まない方もいます。

肉体的苦痛で満たされる方。
精神的苦痛で満たされる方。
支配される事で満たされる方。
快楽主義などのなんちゃってMさんの事をあげると限りがなくなるので、大まかに分類します。

Mだからといって全ての調教や命令に興奮や快楽を得る訳ではありません。
ハルは支配される事に興奮し、満たされます。
多分流血を伴うような激しい苦痛や食糞のようなスカトロはただの苦痛でしかないと思います。
ご主人様が多頭飼いをなさったとしてもただの苦痛だと思います。
それでも、ご主人様が決定された事であればどんな苦痛であれ受けようと思います。
自分にとってマイナスでも、ご主人様にとってプラスになるのであれば、ご主人様の為にこなす。
奴隷という立場を認識し、勝ち目のない力に堕ちていく。
その支配されている状況にM性は満たされます。
望んでいないのに、追い込まれる事で満たされてしまう生き物なんだと思います。
だからといって、誰の命令でも聞ける訳ではないですし、満たされもしません。自分の認めたご主人様だからこそ満たされ、堕とされる事に興奮します
苦痛に思う行為なんて、よほど強い気持ちがなければ耐えられないですし、耐える意味もありません。
自分の求めたSM 、主従ではなかったと離れていくM女さんは主への想いが足りなかったのではないかと思います。
自ら奴隷になる事を望んで、自分で選んだ主なんですから。
もし愛情を与えない主を選んだなら、それを求めてはいけないし、離れる理由にもならないと思います。

ハル個人的な意見ですが、ご主人様を選ぶ時に大抵の方が同じようなところを見ると思います。
しっかりとしたSM世界感を持っている。
M側が尊敬できる。
他人の影響を受けない強い意志がある。
M女を受け入れる心の余裕がある。
判断力がある。

要するに、私が頼れる相手かどうかが重要な訳です。
全て委ねるという重さをSの方にきちんと認識して頂きたいと思います。
どんなプレイをするか、上手かどうかなんていうのは二の次です。
奴隷に泣かれてうろたえる主。
一生飼う気もないのに何も考えず消えない痕を残す主。
納得もさせられず、答えも出せない主。
ご主人様が迷えば奴隷は路頭に迷います。
命令されれば元に戻らないとわかっていても喜んで痕をつけます。
ご主人様に刃物を向けられたとしても逃げません。
そういう責任を負っているという自覚をきちんと持っていらっしゃるご主人様でなければ、本当の主従関係は作れないと思いますし、俗に言われる本物のMの方にも出会えないと思います。
M側は特に愛情なしに主従関係を持つのは難しいと思います。
好きだから奉仕したいし、耐えたいと思う。
好きな人だから支配されるのが嬉しいし、従順でいたい。
好きな人に堕とされるから興奮する。

無償の奉仕とよく言いますが、無償なんてものは無いと思っています。
奉仕は愛情表現で、誉められたいから従順でいる。
調教される事によってM性が満たされる。
奴隷にとっては命令も調教も嬉しいもので、結局は奴隷でいることで自分が満たされているんです。

やはり十人十色だと思いますが、愛のないSMはただの性行為の一種で主従とは程遠いように感じます。
知りもしない人にただ上から命令され、縛られたって嬉しくありません。
急に奴隷になれとか冗談じゃありません。

結局何が言いたかったのか自分もわかりません笑
でも、ハルのご主人様は素敵な方で、大好きです♪